2004年のスマトラ沖地震の被災地、インドネシアのアチェと2011年東日本大震災の被災地、東北。2013年から私たち特定非営利活動法人地球対話ラボはこの両地域を結ぶ「インドネシア・アチェと東北の被災地間交流プロジェクト」を行なってきました。
2017年からは、「アチェ=ジャパン・コミュニティアート・プロジェクト」というかたちへと発展。両国のメンバーがお互いの国や地域を行き交う中で、知りえなかったそれぞれの震災の一面にふれ、自分が当然と思っていた文化を「外」の視点からながめなおすことによるさまざまな気づき・共鳴が生まれています。
「三陸国際芸術祭2019」ではこれまでのアチェとの成果をもとにしたアートプロジェクトを三陸で行い、そこで生まれた経験や出会いが、さらに2019年12月にスマトラ沖地震15周年を迎えるアチェでの「アチェ=ジャパン・コミュニティアート・プロジェクト」へと生かされていく。 そうした文化による相互交流があたかもキャッチボールのようにつづいていく、そんな営みを作っていきたいと考えています。