世界中の人々が、同じ場、同じ時間を共有しあって、相手の顔を見ながら双方向のコミュニケーション。

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地球対話ラボ

地球対話で見つけた、すてきなこと

2002年、高校生同士のアフガン対話プロジェクトから始まった地球対話。 最初は手探りでしたが、実際にやってみたら、いろいろすてきなことが見つかりました。これから地球対話に参加する人にも、新しい発見、すてきな体験をしてほしいと思います。

(代表:小川直美)

「向かい合って話す」ということ。

「向かい合って話す」ということ。
インターネットのテレビ電話(ビデオチャット)で、相手の顔を見ながら、自分の顔も「見られながら」。 驚いたり笑ったり、時には困ったりする表情が見えるから、お互いに一所懸命、相手に伝わるように話します。 それに、名前を呼び合うと、友だちになったような気がします。だから、本当のことを知りたい、伝えたい、と思うのです。

「直接わかる」ということ。

「直接わかる」ということ。
地球対話は、お互いが遠く離れている「それぞれの場所」にいながら、直接出会って話して、いろいろなことが起こる「現場」です。「現場」で相手の口から直接聞くことは、ニュースや教科書と違って、直接わかる。声や表情で気持ちも伝わるから、「知識」ではなく実感のこもった「経験」になります。

「ライブ」ということ。

「ライブ」ということ。
地球対話は、小さな「ライブステージ」。 「本番」では、やり直しや取り消しができないから、みんなカメラの前では真剣そのもの。 事前に質問を用意していても、別に聞きたいことが出てきたり、相手からの突然の質問にその場で答えることになったり。緊張するけど、思わぬ力が発揮されることもあります。 人前で話すのが苦手なのに、対話では話が弾んだり、引っ込み思案な人が、積極的に質問したり。地球対話では、そんなミラクルがいくつも起こっています。

「つながる」ということ。

「つながる」ということ。
話してみたら、自分と違っていて驚いたり、似ていてうれしかったり。気持ちが動くから、相手とつながる。 いつかニュースや本で「あのとき話した子の国だ」と気になったら、紛争や災害のニュースで「あの子は大丈夫?」と心配になったら。 世界のできごとは「ひとごと」ではなく自分のことなんだ、と気づくはず。 それが、世界とつながっているということなのです。

「失敗」はないということ。

「失敗」はないということ。
地球対話は発表でも勉強でもないから、失敗も間違いもありません。 「こんなこと言ったらつまらないかな」と心配するのは「日本」の「自分」、でも別の国や地域の人が聞いたら驚いたり笑ったり、もっと知りたいと思うかも。 すぐに答えられなくても、答えがわからなくても、もしかしたら「答えたくない」ということだって、「対話」なのです。 それどころか、停電やパソコンの故障で通信が途絶えたことだってありました。 でも、インターネットがつながることは世界の「当たり前」ではない、ということが実感できましたよ。