2004年のスマトラ沖地震の被災地、インドネシアのアチェと2011年東日本大震災の被災地、東北。2013年から私たち特定非営利活動法人地球対話ラボはこの両地域を結ぶ「インドネシア・アチェと東北の被災地間交流プロジェクト」を行なってきました。2017年からは、「アチェ=ジャパン・コミュニティアート・プロジェクト」というかたちへと発展。アチェに設立されたアチェ・コミュニティアート・コンソーシアムとともに協働して事業を行なっています。
日本におけるコミュニティアートの取り組みの紹介やその実践として日本人アーティストらによるプロジェクトを中心に行われた昨年第一回に対し、2年目となる今回はディレクター制をとらず、企画を一般から公募。アチェを中心にマレーシアや日本の17企画が、12月26日の「津波の日」までの11日間にわたって行われます。
「アート」と言うと、絵画や彫刻をまっさきに思い浮かべるかもしれません。しかしここで行われるのはもっと広い意味での創造的活動のことで、そこではアートの知識やスキルのあるなし、あるいはアートに興味があるなしは問題とされません。さまざまな手法と情熱でもって、両国の歴史や課題、未来が浮き彫りになっていくようなスリリングな企画があなたを待っています。