オンラインおしゃべり広場第二回
実習生をはじめとした外国人材で地域がつながっていく中、それを、互いを知り、自分たちを知り、何かこれまで見えなかったものを見えるわくわくにしていこうと、気仙沼という地域を起点に企画を始めました。 企画を作ったのは去年2020年のちょうど今頃(4月ころ)だったと記憶しています。
コロナが広がりはじめ、先行きがまったくつかめない中で企画書をつくり、トヨタ財団には11月から2年間助成してもらえることになりました。 気仙沼に通って、実習生が入っているチームでバドミントンをしたり、実習生の寮にお邪魔して話を聞いたりして準備を進めてきましたが、コロナのために企画は次々に変更を余儀なくされ、オンラインで誰でも参加できる企画「オンラインおしゃべり広場」を2021年2月から始めることにしました。
「オンラインおしゃべり広場」と並行して進めているのが、実習生YOUTUBERによるチャンネルに日本語字幕をつけるプロジェクトです。第二回の「オンラインおしゃべり広場」でも2人の気仙沼に住む実習生YOUTUBERをとりあげました。
ひとりはユリアさん。3年間の実習を終え、さらに2年間、3号生として実習を積みたいと昨年暮れにインドネシアに一時帰国し、1月から再び日本へ戻りました。その間の検疫と隔離について非常に生々しいレポートをチャンネルにアップしています。
ふたりめはデニさん。今年で3年目に入るデニさんは東日本大震災から10年を迎える気仙沼の3月11日を、実習生の目でとらえたチャンネルをアップしています。それはこれから日本へ来る実習生に、日本は地震が多い国であり、津波の危険を常に頭に入れておかなくてはならないことを伝えたかったからだと言います。
企画をともに準備してきた石巻の大学生今野さんからは、同じ被災地に住む者として見えた気仙沼レポートが語られました。
誰かが撮ってきた映像を見てあれこれ話をしたり、日本の生活についてインドネシアの若者が質問したり、リアルタイムに桜を見せたり、今後どうなるのかわかりませんが、そうして、いあわせた人で見せたいものを見せたり、知りたいことを尋ねたり、そういう場のひとつになればいいなと思います。 次回は4月を予定していますが、いつやるかもふくめ、みんなで決めていきたいと思っています。ぜひFacebookグループにご参加ください!